HPVワクチンの効果
2020.12.15
厚生労働省の研究班の報告です。

子宮頸がんは、世界中の女性で最も一般的ながんの1つであり、ワクチン接種によって予防することができます。厚生労働省は、慢性的な痛みや運動障害などのさまざまな症状のため、2013年に通常のヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの積極的な推奨を停止しました。2013年4月から2017年3月までのこの全国的なケースコントロール研究は、子宮頸部検診で20〜24歳の女性を対象としました。細胞診が異常な人と正常な人の間でHPVワクチン接種の曝露を比較しました。異常細胞診は組織学的検査の結果に基づいて分類され、条件付きロジスティック回帰モデルを使用して上記のエンドポイントとワクチン接種曝露のオッズ比(OR)と95%信頼区間(CI)を計算し、式(1 -または)×100。日本の31市町村では、合計2483件の症例と12,296件の対照(1対5のマッチング)が適格でした。症例間の組織学的異常の分布は、797 CIN1(異形成を含む)(32.1%)、165 CIN2(6.7%)、44 CIN3(1.8%)、および8つの扁平上皮癌(SCC)(0.3%)でした。異常細胞診、CIN1 +、CIN2 +、およびCIN3 +のワクチン接種なしと比較したHPVワクチン接種のORは、対照に対して0.42(95%CI、0.34-0.50)、0.42(95%CI、0.31-0.58)、0.25(95%CI、それぞれ0.12-0.54)、および0.19(95%CI、0.03-1.15)であり、それぞれ58.5%、57.9%、74.8%、および80.9%のワクチン有効性に相当します。8人の患者がSCCを患っており、ワクチン接種を受けた患者はいなかった。日本でのこの全国的な症例対照研究は、HPVワクチン接種を受けた女性と受けなかった女性の間で異常な細胞診とCINの実質的なリスク低下を示しました。

まとめると、前がん状態に関しては最大80.9%のリスク低減が認められるということです。
2020.12.15 11:11 | 固定リンク | 未分類
パピローマウイルスワクチンの効果
2020.10.13
スウェーデンの研究者が子宮頸がんと頸がんワクチンの接種について、最新の研究結果を発表しました。

それによりますと、HPVワクチンを少なくとも1回は接種したHPV接種群(52万7,871例、19例が発症)では、1度も接種しなかった非接種群(114万5,112例、536例が発症)と比べてリスクが63%低下していた。

 さらに、17歳未満で接種した対象に絞ると、非接種群と比較してリスクは88%低下、17~30歳で接種した対象でも53%低下しており、接種が早期であるほどリスクが低下することが示されたとのことです。

それを受けての、婦人科腫瘍学会での声明文は

https://jsgo.or.jp/news/news.html#hpv_20201007

ぜひ、ワクチン接種に向け、考えを変えてください。

ちなみに自分の娘二人にも接種済みです。
クリニックのスタッフの娘さんたちにも接種しております。

2020.10.13 13:09 | 固定リンク | 未分類
ポピドンヨードうがい液
2020.08.07
茶色のうがい薬がコロナのウイルス量を減らしたなんで、まぁほとんどトンでも領域なんですけどね。
それに騙されて薬局からうがい薬がなくなるなんて世も末です。

自分のところでは、茶色のうがい薬はもう3年以上出してません。

水うがいとうがい薬を使ったうがいと何もしない人が一定の期間風邪をひく割合を調べた人がいます。
その結果一番良かったのは水うがいでした。
薬を使ったほうが、よく効くと思われがちですが、使いすぎると口腔内の粘膜を傷つけることになり、かえって感染しやすくなるといわれています。

また、副作用も結構あります。
甲状腺に異常をきたすこと、ショック症状を起こすことがあること、腎不全になったという報告があること、塗ったところが接触性皮膚炎になるなどが報告されています。

間違って飲むことのないように。
誤嚥による障害は多々報告されています。
気管に入ったうがい液は重篤な肺障害を起こします。

このように、抗ウイルス作用のあるものですから、うがい薬を使ってうがいをすれば、一時的なウイルス量の低下は認められるかもしませんが、治療にも予防にも全くなりません。

2020.08.07 17:10 | 固定リンク | 診療日誌

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