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2018.10.17
HPを運営していると、皆さんどんなページに興味があるのかなとか、どんな検索でかみいそこどもクリニックのHPにたどり着いているのか気になることがあります。その中でも院長コラム、皆さんどれを興味を持っているのか調べてみました。
各月のダウンロード数1位を見ると
1月
ワクチンを受けましょう 2005年10月21日
2月 3月
目の検査 2006年5月2日
4月 5月 8月 9月
MRワクチンを受けましょう 2009年3月6日
6月
病児保育 2006年4月14日
7月
大人の不注意が子供の死の危険をもたらす 2008年10月2日
10月
早寝早起き朝ごはん 2006年10月3日

こんな感じです。

ワクチン受けてくださいね。世の中にはまだまだかかった方がいいという一般の人ならず、小児科医でもそういう変な輩がおりますので、惑わされないようにしてください。ワクチンが危ないという人の言うことを信じて自分のお子さんが感染症の重大な合併症に襲われても、それは誰も保証してはくれません。
何度も何度もおたふくかぜと難聴の話は知っていると思いますが、みずぼうそうで脳炎になったり、死亡したりという事例があるのはご存知ですか?
麻疹はつい20年前までは、小児病棟を埋める重大な感染症でした。お母さんの風疹感染で、こどもに難聴や白内障、心臓奇形などの症状が出る先天性風疹症候群をご存知ですか?
ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンが登場する前にはどんなに多くの赤ちゃんが細菌性髄膜炎で命を落としたのか皆さんはご存知ですか?

母子手帳の普及により、周産期の母子感染が減り、周産期死亡率が減少しました。でもいまだにお産はお母さんにとっては命がけの事業です。ですから、母児ともに健康ですって必ず無意識にそういうでしょ。でもね、1歳以降の不慮の事故死が多いのがこの日本の特徴なんです。それだけ、こどもをしっかり見ているようで実際は見てはいないんです。さすがにたばこの誤嚥は最近は減りましたが、1週間には必ず一人は「こんなもの食べたかも」と言って受診される方がいます。

3歳健診の目の検査は、遠視と弱視を見つける検査です。これを見逃すと、後で眼鏡をかけても視力が正常に発達しないのです。遠視は遠くは見えて近くが見えないと思っている方がいるかもしれませんが、実際は遠視の方は眼鏡をかけていないと遠くも近くもはっきりと見えていません。このことを理解してもらうのにとても時間がかかります。
2018.10.17 23:48 | 固定リンク | 診療日誌

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